Tera計算2

配送センター規模計算システム - 総合マニュアル・仕様書

概要

システム名

Tera計算2 - 配送センター規模計算システム

製作者情報

  • 著作権所有者: 物流技術研究所 寺本敏幸
  • システムバージョン: Tera計算2
  • 試用版有効期限: 2026/12/31

システムの目的

Tera計算2は、物流配送センターの規模を科学的に計算・最適化するためのシステムです。EIQ分析手法を用いて、出荷データから配送センターに必要な設備、スペース、作業員数などを算出します。

主な利用シーン

  • 新規配送センターの設計・計画
  • 既存センターの効率化・改善提案
  • 物流コンサルティング業務
  • 設備投資の妥当性評価

システム構成

開発環境

  • 言語: Visual Basic .NET
  • フレームワーク: .NET Framework
  • データベース: Microsoft Access (.accdb)
  • Excel連携: EPPlus / OleDb
  • プロジェクトタイプ: Windows Forms Application

主要ファイル構成

Tera計算2_配送センター規模計算/
│
├── Tera計算2_1メニュー画面.vb          # メイン画面
├── Tera計算2_2データ作成.vb            # データ作成・加工画面
├── Tera計算2_3配送センタ規模計算.vb    # 規模計算メイン処理
├── Tera計算2_4説明_機器イメージ.vb     # 機器説明画面
├── Tera計算2_5説明1Form.vb             # 説明用フォーム
├── Tera計算k1.vb                       # 共通モジュール
├── Tera計算K4.vb                       # 補助モジュール
├── Tera計算.accdb                      # データベース(未含)
│
├── Resources/
│   ├── MyData.xlsx                     # 設定ファイル
│   ├── 入荷スペース計算.xlsx
│   ├── 出荷スペース計算.xlsx
│   └── (各種機器イメージ画像)
│
└── bin/Debug/
	├── 作業保管スペース計算.xlsx
	├── 入荷スペース計算.xlsx
	└── 商品マスター.xlsx.lnk

データベース構造(Tera計算.accdb)

主要テーブル

入力データ系
  • TA10_ケースバラデータEIQ - ケース・バラ出荷明細データ
集計データ系
  • T610_全出荷集計 - 全出荷データの総集計
  • T612_全出荷日別集計 - 日別出荷集計
  • T614_ケース出荷日別集計 - ケース出荷集計
  • T615_バラ出荷日別集計 - バラ出荷集計
  • T620_稼働時間日別集計 - 稼働時間集計
EIQ分析データ系
  • T700_雛形EIQ - EIQ分析テンプレート
  • T710_日別ケースバラデータEIQ - 日別ケース・バラEIQ
  • T720_日別ケースデータEIQ - 日別ケースEIQ
  • T730_日別バラデータEIQ - 日別バラEIQ
全体集計系
  • T810_全ケースバラデータEIQ - 全期間ケース・バラEIQ
  • T820_全ケースデータEIQ - 全期間ケースEIQ
  • T830_全バラデータEIQ - 全期間バラEIQ
平均データ系
  • T910_全平均ケースバラデータEIQ - 平均ケース・バラEIQ
  • T920_全平均ケースデータEIQ - 平均ケースEIQ
  • T930_全平均バラデータEIQ - 平均バラEIQ
分析用テーブル
  • TA10_ケースバラデータEIQ - EIQマトリクス表
  • TA10_ケースバラデータEQ - EQ分析表
  • TA10_ケースバラデータIQ - IQ分析表
  • TA20_ケースデータEIQ/EQ/IQ - ケース専用分析表
  • TA30_バラデータEIQ/EQ/IQ - バラ専用分析表

主要機能

1. データ作成機能(Tera計算2_2データ作成.vb)

機能概要

出荷データから分析に必要な各種テーブルを自動生成します。

処理フロー

  1. 出荷データ読込(TA10_ケースバラデータEIQ)
  2. 全出荷集計作成(T610)
  3. 日別集計作成(T612, T614, T615)
  4. 稼働時間集計作成(T620)
  5. 日別EIQ作成(T710, T720, T730)
  6. 全体EIQ作成(T810, T820, T830)
  7. 平均EIQ作成(T910, T920, T930)
  8. EIQテーブル結合

2. 配送センター規模計算機能(Tera計算2_3配送センタ規模計算.vb)

機能概要

EIQ分析結果から配送センターの必要規模を算出します。

計算項目

保管スペース計算
  • 在庫アイテム数
  • 必要棚数・段数
  • 必要保管面積
入荷スペース計算
  • 入荷パレット数
  • 入荷エリア面積
  • 荷捌きスペース
出荷スペース計算
  • 出荷作業エリア
  • ピッキングスペース
  • 検品・梱包エリア
作業員数計算
  • 入荷作業員数
  • ピッキング作業員数
  • 出荷作業員数
  • 管理者・パート人数
設備計算
  • 固定棚・電動棚の必要台数
  • 自動倉庫仕様
  • フォークリフト台数
  • パレット・台車数

3. 機器説明機能(Tera計算2_4説明_機器イメージ.vb)

表示内容

  • 各種物流機器の画像・仕様
  • A棟/B棟の平面図・立面図
  • フロー棚・中量棚
  • 固定棚・電動棚の仕様
  • 自動倉庫イメージ
  • フォークリフト・台車
  • センターフロー図
  • 各作業エリアフロー図

操作手順

初回起動時の流れ

1
ユーザー登録
  • 問合せ番号をメール送信
  • 暗証番号を受信して入力
  • 登録完了
2
データファイル確認
  • Tera計算.accdb の存在確認
  • 関連Excelファイルの存在確認

標準操作フロー

Step 1: メニュー画面起動

  • Tera計算2メニュー画面F が表示される
  • 「Tera計算2_データ加工」「Tera計算2_規模計算」ボタンが利用可能

Step 2: データ作成

  1. 「Tera計算2_データ加工」ボタンをクリック
  2. ベースデータ確認: Tera計算.accdb「TA10_ケースバラデータEIQ」
  3. 「Tera計算2データ作成」ボタンをクリック
  4. 処理経過を確認:
    • データ作成中!!
    • データ作成 完了
  5. チェックボックスで処理状況確認:
    • ☑ Tera計算2出荷集計
    • ☑ Tera計算2従来計算
    • ☑ Tera計算2日別ケースバラEIQ
    • ☑ Tera計算2日別ケースEIQ
    • ☑ Tera計算2日別バラEIQ
    • ☑ Tera計算2全ケースバラEIQ
    • ☑ Tera計算2全ケースEIQ
    • ☑ Tera計算2全バラEIQ
    • ☑ Tera計算2全平均ケースバラEIQ
    • ☑ Tera計算2全平均ケースEIQ
    • ☑ Tera計算2全平均バラEIQ
    • ☑ Tera計算2EIQテーブル結合

Step 3: データ削除(必要時)

  1. 「☑ Tera計算2全データ削除」チェックボックスをON
  2. 処理経過表示:
    • データ削除中!!
    • データ削除 完了
  3. すべてのチェックが外れる

Step 4: 規模計算実行

  1. メニュー画面から「Tera計算2_規模計算」ボタンをクリック
  2. 配送センター規模計算画面表示
  3. 「全計算開始」ボタンをクリック
  4. 計算結果確認:
    • 全出荷データ集計タブ
    • EIQ分析タブ
    • スペース計算タブ
    • 作業員数計算タブ
    • 設備計算タブ

Step 5: 結果確認と調整

  1. 各タブで計算結果を確認
  2. 必要に応じてパラメータ調整
  3. 「再計算」実行
  4. 結果をExcelファイルに出力

データ構造

入力データフォーマット(TA10_ケースバラデータEIQ)

必須フィールド:

出荷区分        : ケース/バラの区分
出荷日          : 出荷日付(Date型)
出荷先コード    : 出荷先の識別コード
出荷先名        : 出荷先名称
商品コード      : 商品の識別コード
商品名          : 商品名称
Bケ             : バラをケース換算した数
B容             : バラの容積
出荷数          : 出荷数量
ケース入数      : 1ケースあたりの入数
ケース数        : ケース数
PL数            : パレット数
容積            : 容積(m³)
重量            : 重量(kg)

出力データ構造

T610_全出荷集計

全出荷日数          : 集計対象日数
全出荷出荷先数      : 出荷先数
全出荷アイテム数    : アイテム数
全出荷行数          : 明細行数
全出荷バラ数        : バラ出荷数
全出荷ケース換算数  : ケース換算数
全出荷PL換算数      : PL換算数
全出荷容積換算数    : 容積合計(m³)
全出荷重量換算数    : 重量合計(kg)

EIQマトリクス構造

E軸(Entry)  : 出荷先(お客様)ランク
I軸(Item)   : 商品(アイテム)ランク
Q軸(Quantity): 物量(数量)

Eランク: A, B, C (パレート分析)
Iランク: A, B, C (パレート分析)

セル内容:
- 出荷行数
- 出荷数量(ケース数、バラ数)
- 容積(m³)
- 重量(kg)

各機能の詳細説明

EIQ分析とは

EIQ分析は物流センター設計の基本手法です。

  • E (Entry) : オーダー(出荷先)の分析
    • 出荷先別の物量・頻度・特性
  • I (Item) : アイテム(商品)の分析
    • 商品別の回転率・保管特性・ピッキング頻度
  • Q (Quantity) : 物量(数量)の分析
    • 出荷数量の大小・ばらつき

パレート分析(ABC分析)

  • Aランク: 上位20%(累積80%の物量)
  • Bランク: 次の30%(累積95%の物量)
  • Cランク: 残り50%(累積100%の物量)

EIQマトリクス表の読み方

I-A I-B I-C 合計
E-A XXX XXX XXX XXX
E-B XXX XXX XXX XXX
E-C XXX XXX XXX XXX
合計 XXX XXX XXX XXX

セルの意味:

  • E-A × I-A: 主要顧客 × 主力商品 → 最重要セル(効率化優先)
  • E-C × I-C: 小口顧客 × 低頻度商品 → 最適化対象外

スペース計算ロジック

1. 在庫スペース計算

在庫アイテム数 = 全出荷アイテム数 × 在庫係数

必要棚段数 = 在庫アイテム数 ÷ 1段あたり収容アイテム数

必要棚連数 = 必要棚段数 ÷ 棚高さ段数

必要保管面積 = 必要棚連数 × 棚奥行 × 棚間隔

設定パラメータ:

  • 在庫係数: 1.2~2.0(出荷アイテムの何倍の在庫を持つか)
  • 1段あたり収容数: 4~10アイテム
  • 棚高さ段数: 4~8段
  • 棚奥行: 0.6~1.2m
  • 棚間隔: 1.2~2.0m(作業通路含む)

2. 入荷スペース計算

日平均入荷PL数 = 全出荷PL換算数 ÷ 全出荷日数

ピーク入荷PL数 = 日平均入荷PL数 × ピーク係数

入荷エリアPL数 = ピーク入荷PL数 × 滞留時間係数

必要入荷面積 = 入荷エリアPL数 × PL面積 × 通路係数

設定パラメータ:

  • ピーク係数: 1.5~2.0
  • 滞留時間係数: 0.5~2.0(検品・荷捌き時間)
  • PL面積: 1.1m × 1.1m = 1.21m²
  • 通路係数: 2.0~3.0

3. 出荷スペース計算

日平均出荷行数 = 全出荷行数 ÷ 全出荷日数

ピーク時出荷行数 = 日平均出荷行数 × ピーク時間帯物量比

ピッキングカート数 = ピーク時出荷行数 ÷ カート処理能力

必要出荷面積 = (仕分エリア + 検品エリア + 梱包エリア + 出荷バース)

設定パラメータ:

  • ピーク時間帯物量比: 1.5~2.5
  • カート処理能力: 20~50行/時間
  • 仕分エリア: カート数 × 4m²
  • 検品エリア: カート数 × 2m²
  • 梱包エリア: 出荷先数 × 2m²

作業員数計算ロジック

1. ピッキング作業員数

日平均ピッキング行数 = 全出荷行数 ÷ 全出荷日数

ピーク時ピッキング行数 = 日平均ピッキング行数 × ピーク係数

ピッキング時間 = ピーク時ピッキング行数 ÷ 時間あたり処理能力

必要ピッキング作業員数 = ピッキング時間 ÷ 稼働時間 × 余裕率

設定パラメータ:

  • ピーク係数: 1.5~2.0
  • 時間あたり処理能力: 30~60行/人・時
  • 稼働時間: 6~8時間/日
  • 余裕率: 1.1~1.3

2. 入荷作業員数

日平均入荷PL数 = 全出荷PL換算数 ÷ 全出荷日数

入荷作業時間 = 日平均入荷PL数 × PL処理時間

必要入荷作業員数 = 入荷作業時間 ÷ 稼働時間 × 余裕率

設定パラメータ:

  • PL処理時間: 5~15分/PL
  • 稼働時間: 6~8時間/日
  • 余裕率: 1.2~1.5

3. 管理者・パート人数

管理者人数 = CEILING(総作業員数 ÷ 管理者比率)

パート人数 = 総作業員数 × パート比率

設定パラメータ:

  • 管理者比率: 10~20人に1人
  • パート比率: 30~70%

計算アルゴリズム

稼働時間とピーク物量

稼働時間計算

Private Sub 稼働時間及びピーク物量()
	' T620_稼働時間日別集計から計算

	' 日平均稼働時間
	平均稼働時間 = 合計稼働時間 ÷ 稼働日数

	' ピーク時間帯の特定
	ピーク時間開始 = 最大物量時間帯
	ピーク時間終了 = ピーク時間開始 + ピーク継続時間

	' ピーク時間帯物量比
	ピーク時間帯物量比 = ピーク時間帯物量 ÷ 日平均物量
End Sub

ピーク係数の設定

  • 時間帯ピーク: 1日の中で最も忙しい時間帯(例: 午前10時~12時)
  • 日別ピーク: 週の中で最も忙しい曜日(例: 月曜日)
  • 月別ピーク: 年の中で最も忙しい月(例: 12月)
総合ピーク係数 = 時間帯ピーク係数 × 日別ピーク係数 × 月別ピーク係数

EIQ集計アルゴリズム

1. Eランク付け(出荷先ランク)

' 出荷先別に物量集計
For Each 出荷先 In 出荷先一覧
	出荷先別物量(出荷先) = Sum(出荷数)
Next

' 降順ソート
出荷先別物量_ソート済 = Sort(出荷先別物量, Descending)

' 累積比率計算
累積物量 = 0
For Each 出荷先 In 出荷先別物量_ソート済
	累積物量 += 出荷先別物量(出荷先)
	累積比率 = 累積物量 ÷ 総物量

	If 累積比率 <= 0.8 Then
		Eランク(出荷先) = "A"
	ElseIf 累積比率 <= 0.95 Then
		Eランク(出荷先) = "B"
	Else
		Eランク(出荷先) = "C"
	End If
Next

2. Iランク付け(商品ランク)

' 商品別に物量集計
For Each 商品 In 商品一覧
	商品別物量(商品) = Sum(出荷数)
Next

' 降順ソート
商品別物量_ソート済 = Sort(商品別物量, Descending)

' 累積比率計算
累積物量 = 0
For Each 商品 In 商品別物量_ソート済
	累積物量 += 商品別物量(商品)
	累積比率 = 累積物量 ÷ 総物量

	If 累積比率 <= 0.8 Then
		Iランク(商品) = "A"
	ElseIf 累積比率 <= 0.95 Then
		Iランク(商品) = "B"
	Else
		Iランク(商品) = "C"
	End If
Next

3. EIQマトリクス作成

' 9セル(3×3)のマトリクス初期化
For Each E In {"A", "B", "C"}
	For Each I In {"A", "B", "C"}
		EIQマトリクス(E, I) = {
			出荷行数: 0,
			出荷数量: 0,
			容積: 0,
			重量: 0
		}
	Next
Next

' データ集計
For Each 明細 In 出荷明細
	E = Eランク(明細.出荷先)
	I = Iランク(明細.商品)

	EIQマトリクス(E, I).出荷行数 += 1
	EIQマトリクス(E, I).出荷数量 += 明細.出荷数量
	EIQマトリクス(E, I).容積 += 明細.容積
	EIQマトリクス(E, I).重量 += 明細.重量
Next

トラブルシューティング

よくあるエラーと対処法

1. データベース接続エラー

エラーメッセージ:
"データベース 'Tera計算.accdb' が見つかりません"
原因:
  • データベースファイルが存在しない
  • ファイルパスが間違っている
対処法:
  1. bin\Debug フォルダに Tera計算.accdb が存在するか確認
  2. App.config のConnectionStringを確認
  3. ファイルの読み取り権限を確認

2. データ作成エラー

エラーメッセージ:
"ベースデータ 'TA10_ケースバラデータEIQ' が存在しません"
原因:
  • 出荷データがインポートされていない
  • テーブル名が間違っている
対処法:
  1. Access で Tera計算.accdb を開く
  2. TA10_ケースバラデータEIQ テーブルの存在確認
  3. 出荷データ.xlsx からインポート実行

3. EIQ分析エラー

エラーメッセージ:
"Null値のためEIQ計算できません"
原因:
  • 必須フィールドにNull値が含まれている
  • 数値フィールドに不正な値
対処法:
  1. データ作成画面で「Null修正」を実行
  2. 以下のフィールドを確認:
    • 出荷数(0以上の数値)
    • ケース入数(1以上の数値)
    • 容積・重量(正の数値)

4. 計算結果が異常値

症状:
  • 作業員数が極端に多い/少ない
  • スペースが現実的でない
原因:
  • パラメータ設定が不適切
  • ピーク係数の設定ミス
  • データに異常値が含まれる
対処法:
  1. 「全出荷データ集計」タブでデータ確認
  2. 以下のパラメータを見直し:
    • ピーク時間帯物量比(1.5~2.5が標準)
    • 在庫係数(1.2~2.0が標準)
    • 作業効率(50~80行/人・時が標準)
  3. 異常な出荷明細を除外して再計算

5. Excelファイル出力エラー

エラーメッセージ:
"ファイルが開かれているため保存できません"
原因:
  • 出力先ファイルが他のプログラムで開かれている
対処法:
  1. Excel などで該当ファイルを閉じる
  2. ファイルを別名で保存
  3. 保存先フォルダの書き込み権限を確認

パフォーマンス改善

データ量が多い場合

出荷日数: 30日以上、明細行数: 10万行以上

対策:
  1. 期間を分割して計算
  2. 不要なデータを削除
  3. インデックスの追加(Accessテーブル)

計算時間が長い場合

対策:
  1. 「手動計算」を使用(現在は自動計算のみ)
  2. 一部のEIQ分析をスキップ
  3. データベースの最適化(Access: 最適化/修復)

データ整合性チェック

実行推奨

  • データ作成前
  • 大量データ処理前
  • 計算結果が異常な場合

チェック項目

-- 出荷日がNull
SELECT * FROM TA10_ケースバラデータEIQ WHERE 出荷日 IS NULL;

-- 出荷数が0または負
SELECT * FROM TA10_ケースバラデータEIQ WHERE 出荷数 <= 0;

-- ケース入数が0
SELECT * FROM TA10_ケースバラデータEIQ WHERE ケース入数 <= 0;

-- 容積・重量が異常値
SELECT * FROM TA10_ケースバラデータEIQ 
WHERE 容積 < 0 OR 容積 > 100 OR 重量 < 0 OR 重量 > 10000;

付録

A. 設定パラメータ一覧

基本設定
パラメータ名 標準値 範囲 説明
ピーク時間帯物量比 2.0 1.5~2.5 1日の平均に対するピーク時の比率
在庫係数 1.5 1.2~2.0 出荷アイテム数に対する在庫倍率
稼働時間 8時間 6~10時間 1日の実働時間
作業効率パラメータ
作業種別 処理能力 単位
ピッキング 50行 行/人・時
入荷検品 10分 分/PL
梱包 30分 分/出荷先
フォークリフト 10回 回/時
スペース係数
項目 係数 説明
通路係数 2.5 作業スペースに対する通路面積比
PL面積 1.21m² 1.1m × 1.1m
作業者占有面積 4m² 1人あたりの作業スペース

B. 用語集

用語 説明
EIQ分析 Entry(出荷先)、Item(商品)、Quantity(数量)の3軸分析
パレート分析 80:20の法則を用いたABC分析
ピッキング 棚から商品を取り出す作業
マテハン マテリアルハンドリング(物流機器・システム)
PL パレット
SKU Stock Keeping Unit(在庫管理単位、≒アイテム数)
Bケ バラをケース換算した数
B容 バラの容積
GPL Group(グループ)+ PL の略(推定)

C. 計算式一覧

スペース計算
保管面積 = 在庫アイテム数 ÷ (棚段数 × 段あたり収容数) × 棚間隔 × 棚奥行
入荷面積 = ピーク入荷PL数 × PL面積 × 通路係数
出荷面積 = (仕分エリア + 検品エリア + 梱包エリア + バースエリア)
作業員数計算
ピッキング作業員 = ピーク時出荷行数 ÷ (処理能力 × 稼働時間) × 余裕率
入荷作業員 = 日平均入荷PL数 × PL処理時間 ÷ 稼働時間 × 余裕率
管理者数 = CEILING(総作業員数 ÷ 管理者比率)
設備台数計算
棚連数 = 在庫アイテム数 ÷ (1連あたり段数 × 1段あたり収容数)
フォークリフト台数 = 総PL移動数 ÷ (稼働時間 × 1台処理能力)

バージョン履歴

Tera計算2(現行版)

  • 配送センター規模計算機能
  • EIQ分析機能
  • スペース・作業員数・設備計算
  • 試用版有効期限: 2026/12/31

今後の開発予定

  • 手動計算モードの有効化(現在は自動計算のみ)
  • 出荷スペース計算の作業ソフト開発(中止: frozen在庫提案は論議を呼ぶため)
  • Excel出力機能の拡張
  • 複数拠点の比較機能

お問い合わせ

技術サポート

著作権所有者: 物流技術研究所 寺本敏幸

ライセンス

  • 試用版: 2026/12/31まで無料利用可能
  • 有料版: 問合せ番号による個別ライセンス

使用条件

  • 問合せ番号の取得が必要
  • 暗証番号による認証
  • 使用条件了承が必須

注意事項

  1. データの正確性
    • 入力データの品質が計算結果に直接影響します
    • 異常値・欠損値を事前にチェックしてください
  2. 標準値の適用
    • システムの標準値は一般的な物流センターを想定
    • 特殊な業態・商品の場合はパラメータ調整が必要
  3. 計算結果の解釈
    • 計算結果は理論値・目安値
    • 実際の設計には現場の実情を考慮すること
  4. バックアップ
    • 定期的にデータベースファイルをバックアップ
    • 重要な計算結果はExcelに保存
  5. ライセンス遵守
    • 著作権を尊重した使用
    • 不正コピー・改変の禁止