📦 T3_Uty2バラ出荷コンテナ計算.vb - 詳細説明

📋 概要

このファイルは、バラ出荷(ピッキング出荷)におけるコンテナ(オリコン・通い箱)の必要数を計算するユーティリティソフトウェアです。出荷先ごとのバラ物量を分析し、最適なコンテナサイズと必要数を算出します。

主な用途:
バラ出荷とは: ケース単位ではなく、ケースを開封して必要数量だけをピッキングして出荷する形態。小売店舗向けの多品種少量配送で多用されます。

🔧 依存関係

Imports System.Data.OleDb
Imports Microsoft.Office.Interop.Access

使用技術:

🎯 主要機能

1. コンテナ容積計算

2. 出荷データ分析

3. コンテナ数算出

4. EIQ分析

📦 対応コンテナサイズ

型式 内寸容積 (m³) 一般的な用途 特徴
31型 0.0329 m³ (32.9リットル) 小物・少量ピッキング 小型、取り扱いやすい
40型 0.0372 m³ (37.2リットル) 標準ピッキング 中型、汎用性高い
51型 0.05 m³ (50リットル) 中量ピッキング 大型、容量大
60型 0.061 m³ (61リットル) 大量ピッキング 最大サイズ、重量物注意
オリコンとは: 折りたたみコンテナの通称。使用後は折りたたんで返送できるため、物流効率が高い通い箱として広く使用されています。

🔍 主要メソッド詳細

1. フォームロード処理

Private Sub Tera計算参考_EIQFrom_Load(sender As Object, e As EventArgs)

初期化処理:

  1. 使用期限と著作権の表示
  2. 必要ファイルの存在確認
  3. データベースパスの設定
  4. コンテナ容器Dgvの表示
  5. 出荷コンテナ物量データの抽出
  6. 出荷日別集計Dgvの表示
  7. 指定出荷日の容積集計
  8. 出荷コンテナ計算容積の算出
  9. 出荷日コンボボックスの作成

2. コンテナ容積計算開始

Private Sub コンテナ容積計算_開始_Click(sender As Object, e As EventArgs)

処理フロー:

  1. 入力検証
    • 出荷日が選択されているか確認
    • データ不足日(2022/05/14)のチェック
  2. データ抽出・集計
    • 出荷コンテナ物量の抽出
    • 指定出荷日の容積集計
    • 出荷先別バラ容積の表示
    • 出荷先別コンテナ数集計
  3. EIQ分析
    • Iランク各アイテム数の算出
    • Eランク各発送先数の算出
    • EIQ結果の表示
  4. コンテナ数計算
    • コンテナ数の算出
    • パレット積載数の計算
  5. 視覚的フィードバック
    • 背景色の変更(LightGray ⇔ GreenYellow)
データ不足への対応: 2022/05/14のデータは不足しているため、選択時にエラーメッセージを表示して計算を中止します。

3. 出荷コンテナ計算容積

Private Sub 出荷コンテナ計算容積()

計算ロジック:

計算容積 = 内容積 × (充填率 / 100)

計算例(40型、充填率80%の場合):

内容積: 0.0372 m³
充填率: 80%
計算容積 = 0.0372 × 0.8 = 0.02976 m³
→ 四捨五入して 0.0298 m³

4. 出荷日コンボボックス作成

Private Sub 出荷日Cbを作成()

処理内容:

自動選択: 最もバラ出荷が多い日を自動的に選択することで、最も計算が必要な日を優先的に表示します。

💾 データベース処理

データベース構成

データベース: SQLによるEIQ分析.accdb
場所: Dat保存Path & "\SQLによるEIQ分析.accdb"

主要テーブル

テーブル名 説明
T000_出荷データ 元データ(全出荷データ)
T400_EIQ加工データ EIQ分析用に加工されたデータ
T230_日別集計 日別の集計データ
TF10_出荷コンテナ物量 バラ出荷のコンテナ物量(計算結果)
My_コンテナ仕様 コンテナの仕様マスターデータ

出荷コンテナ物量の抽出

Private Sub 出荷コンテナの出荷物量抽出()

処理ステップ:

  1. 既存のクエリとテーブル(QF10_*, TF10_*)を削除
  2. SQLクエリを3段階で実行

SQLクエリの詳細

ステップ1: 出荷区分の結合

CREATE VIEW QF10_1 AS
SELECT T400_EIQ加工データ.*, T000_出荷データ.出荷区分
FROM T400_EIQ加工データ
LEFT JOIN T000_出荷データ
ON T400_EIQ加工データ.行連番 = T000_出荷データ.行連番;

EIQ加工データに出荷区分を結合します。

ステップ2: バラ出荷の集計

CREATE VIEW QF10_2 AS
SELECT
出荷区分, 出荷日, B行Eランク, B行Iランク,
アイテム, 出荷先,
SUM(バラ出荷の行数) AS 行数,
SUM(バラ出荷のバラ数) AS バラ数,
SUM(バラ出荷のケース換算) AS ケース換算,
SUM(バラ出荷のPL換算) AS PL換算,
SUM(バラ出荷の容積換算) AS 容積換算,
SUM(バラ出荷の重量換算) AS 重量換算
FROM QF10_1
GROUP BY 出荷区分, 出荷日, B行Eランク, B行Iランク, アイテム, 出荷先
HAVING 出荷区分="バラ_出荷コンテナ" AND SUM(バラ出荷のバラ数) > 0;

バラ出荷データをアイテム・出荷先別に集計します。

ステップ3: テーブル化

SELECT QF10_2.*
INTO TF10_出荷コンテナ物量
FROM QF10_2;

ビューをテーブルとして保存します。

📊 表示・集計機能

1. コンテナ容器Dgv表示

Sub コンテナ容器Dgv表示()

表示内容:

2. 出荷日別集計Dgv表示

Sub 出荷日別集計Dgv表示()

表示項目:

3. 指定出荷日_出荷先別バラ容積Dgv表示

Private Sub 指定出荷日_出荷先別バラ容積Dgv表示()

内容:

4. 出荷先別_コンテナ数集計Dgv表示

Private Sub 出荷先別_コンテナ数集計Dgv表示()

計算・表示内容:

必要コンテナ数 = CEILING(総容積 / コンテナ計算容積)

5. 出荷コンテナ容積EIQDgv表示

Private Sub 出荷コンテナ容積EIQDgv表示()

EIQ分析結果の表示:

📈 EIQ分析機能

EIQ分析とは:
この3つの指標を組み合わせて物流の特性を分析する手法です。

1. Iランク各アイテム数

Private Sub Iランク各アイテム数()

計算内容:

2. Eランク各発送先数

Private Sub Eランク各発送先数()

計算内容:

EIQランクの意味

ランク 説明 特性
Aランク 高頻度・大量 重点管理対象
A1ランク Aランクの上位 最重要
A2ランク Aランクの下位 重要
Bランク 中頻度・中量 標準管理
B1ランク Bランクの上位 やや重要
B2ランク Bランクの下位 標準
Cランク 低頻度・少量 簡易管理

🧮 コンテナ数計算

コンテナ容積計算コンテナ数Dgv表示

Private Sub コンテナ容積計算コンテナ数Dgv表示()

計算ロジック:

  1. 出荷先ごとの総容積を集計
  2. 必要コンテナ数の算出
    必要数 = CEILING(総容積 / コンテナ計算容積)
  3. 端数処理
    • 常に切り上げ(不足を防ぐため)
    • 1個未満は1個として計算

コンテナPL積載数計算

Private Sub コンテナPL積載数計算()

計算内容:

パレット積載: コンテナをパレットに積載して運搬することで、搬送効率が向上します。一般的に1パレットに複数のコンテナを積載します。

🎨 UI コンポーネント

入力コントロール

コントロール 説明 初期値
出荷日Cb 出荷日選択コンボボックス バラ数最大の日
バラ出荷_コンテナ選択Cb コンテナ型式選択 40型(標準)
出荷コンテナ充填率Tb 充填率(%) 80%

表示用TextBox

コントロール 表示内容
内寸容積Tb コンテナの内寸容積(m³)
出荷コンテナ計算容積Tb 充填率考慮後の計算容積(m³)

DataGridView一覧

ボタン

RadioButton

PictureBox

🎯 視覚的フィードバック

背景色の変更

計算実行時に、結果表示エリアの背景色が変化します:

状態 背景色 意味
初期状態 LightGray(薄灰色) 未計算
計算完了 GreenYellow(黄緑色) 計算済み・結果表示中
If コンテナ数計算結果chk = 0 Then
コンテナ数計算結果Panel.BackColor = Color.LightGray
GroupBox23.BackColor = Color.LightGray
コンテナ数計算結果chk = 1
Else
コンテナ数計算結果Panel.BackColor = Color.GreenYellow
GroupBox23.BackColor = Color.GreenYellow
コンテナ数計算結果chk = 0
End If

出荷日コンボボックスの色

🔄 処理フロー全体図

┌─────────────────────────────────────┐
│   フォームロード                      │
└──────────┬──────────────────────────┘
		   │
		   ├→ 使用期限・著作権表示
		   ├→ ファイル確認
		   ├→ データベースパス設定
		   ├→ コンテナ容器Dgv表示
		   ├→ 出荷コンテナ物量抽出
		   ├→ 出荷日別集計Dgv表示
		   ├→ コンテナ計算容積算出
		   └→ 出荷日Cb作成
		   │
		   ▼
┌─────────────────────────────────────┐
│   出荷日選択                          │
└──────────┬──────────────────────────┘
		   │
		   ▼
┌─────────────────────────────────────┐
│   コンテナ容積計算開始ボタンクリック  │
└──────────┬──────────────────────────┘
		   │
		   ├→ 入力検証(出荷日、データ不足チェック)
		   │
		   ▼
┌─────────────────────────────────────┐
│   データ抽出・集計                    │
└──────────┬──────────────────────────┘
		   │
		   ├─ 出荷コンテナ物量抽出
		   │   └→ SQL実行(3段階)
		   │
		   ├─ 指定出荷日容積集計
		   ├─ 出荷先別バラ容積Dgv表示
		   └─ 出荷先別コンテナ数集計Dgv表示
		   │
		   ▼
┌─────────────────────────────────────┐
│   EIQ分析                             │
└──────────┬──────────────────────────┘
		   │
		   ├─ Iランク各アイテム数算出
		   ├─ Eランク各発送先数算出
		   └─ EIQ結果Dgv表示
		   │
		   ▼
┌─────────────────────────────────────┐
│   コンテナ数計算                      │
└──────────┬──────────────────────────┘
		   │
		   ├─ コンテナ数Dgv表示
		   │   └→ 総容積 / 計算容積 → 切り上げ
		   │
		   └─ コンテナPL積載数計算
		   │
		   ▼
┌─────────────────────────────────────┐
│   結果表示・視覚的フィードバック      │
└──────────┬──────────────────────────┘
		   │
		   └→ 背景色変更(GreenYellow)
			

💡 使用シーン

1. 日次運用

2. 計画立案

3. 分析・改善

4. シミュレーション

📊 DataGridView設定

共通設定

数値列の設定

For j = 2 To 19
.Columns(j).DefaultCellStyle.Alignment = _
DataGridViewContentAlignment.MiddleRight
Next

2列目以降(数値データ)は右揃えで表示します。

⚠️ 注意事項とエラー対応

データ不足への対応

2022/05/14のデータについて:
この日のデータは不足しているため、選択時にエラーメッセージを表示します。
If 出荷日Cb.Text = "2022/05/14" Then
MsgBox("データ不足です。他の出荷日を選択")
Exit Sub
End If

入力検証

計算時の注意

🔗 関連モジュール

このユーティリティは、以下のTera計算システムと連携します:

💾 ファイル・パス構成

データベースファイル

MyDB = Dat保存Path & "\SQLによるEIQ分析.accdb"

画像ファイル

MyPath = Environment.CurrentDirectory
オリコン寸法.jpg: 寸法説明図
オリコン.gif: 外観図

ソフトデータパス

SoftDataPath = Dat保存Path & "\SoftData"

📚 まとめ

T3_Uty2バラ出荷コンテナ計算.vb は、バラ出荷時の必要コンテナ数を精密に計算する専門ツールです。

主な特徴

適用分野

計算精度の向上ポイント

実用上の注意: 計算結果は理論値です。実際の運用では、予備コンテナの確保(10~20%)が推奨されます。

📞 サポート情報

ドキュメント作成日: 自動生成

対象ファイル: T3_Uty2バラ出荷コンテナ計算.vb

言語: Visual Basic .NET (VB.NET)

総行数: 637行

主要技術: Windows Forms, Access Database, SQL, EIQ分析